広い敷地に大きな建物.そして見上げるような地形。そんな景観に調和した外構。
先ずは土留めブロックの基礎作りです。重機でひたすら掘ります。
基礎砕石、ステコンの後、配筋作業です。
※ステコンとは捨てコンクリートの略で文字通り強度とは関係なくコンクリートに通りなどのしるし(墨だし)をすることで、枠組や配筋作業を容易とする為のものです。
2m近い高さまでブロックを積む箇所は、立ち上がり、スラブ(床面)とも鉄筋を二重に組んで、土圧に耐えられる強度にします。
基礎コンクリートの打設が完了すればいよいよブロック積みです。
一段、2段、3段、4段と、どんどん積んでいきます。
とても丈夫で重いブロックなので、段数が増すほどに積むのが大変きつくなってきます💦
このブロックは型枠ブロックといって積み上げた後に生コンを空洞に流し込む工法になるのでブロック積み完了後、ポンプ車で一気に生コンを流し込んでいきます。
高低差が2m以上ある為、15段の階段を作ります。ここで大事なことは、施工後に階段の沈下を防ぐためにしっかり、細かく転圧しながら下地を作っていきます。さらに水締めと自然沈下も予測して、直ぐには施工せずしばらくの間置いときます。その後、再度転圧してから施工します。
階段には300角の化粧平板を敷き詰めました。洗い出しのような表面なので滑りににくなっています。
庭側のタイルテラスの下地作りです。温水のシャワー水栓も設置します。※温水使用の場合は事前に専用の設備工事が必要です
広々としたタイルテラスの完成です。
2本支柱の2台用カーポートを設置。 デザイン性も良く通常のカーポートより値段が高くなりますが、前に支柱がないことで空間を広くとれるので圧迫感がなく、駐車時にストレスがかからないメリットがあります。
門袖はお家の顔となり得ます。大きな敷地と建物に負けないよう、幅2.4m高さ1.6m程の全面タイル張りで、重厚感ある仕上がりにしました。表札の部分は光沢のある黒タイルです。
画像ではわからないかもしれませんが、近づくと顔が映るほどです!
タイルテラスのあるお庭へ向かう入り口にはフェンスと門扉を設置。
玄関ポーチには階段と手摺を追加で設置し石張り風の植栽スペースも作りました。
最後にお客様支給の植木(アオダモ)植えて完了です。
前工程完了です。
隣地境界の左右で高低差が2.7m以上ある為、施工には苦労しましたが、その甲斐もあり、とても強固で重厚感のある作りとなりました。